千葉県上下流交流事業「水の大使2017」 -水の貴重さ・大切さの発見- |
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印旛郡市の8市町1企業団の水道水は、川と地下の水からつくっていますが、今後、必要とされる水量を確保するためには、八ッ場(やんば)ダムが必要です。 八ッ場ダムの予定地は、利根川の上流にあたる群馬県吾妻郡長野原町に位置していますが、ダムが完成することによって、多くの家屋や農地などの生活の場所が水没することから、そこに住む人々の理解と協力が欠かせません。 そこで、千葉県では、当組合を含む県内の関係利水団体とともに千葉県上下流交流事業実行委員会を組織し、平成4年から「上下流交流事業」を行っています。 この事業の一つが『水の大使』です。八ッ場ダム予定地である群馬県長野原町を訪ね、地元の小学生や関係者とイベントを通じ交流を深めるため、8月8日から3日間、「水の大使2017」として県内より選ばれた児童と保護者の20組40名が参加しました。 |
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8月8日(火) |
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結団式 メモリーストーン |
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8月9日(水) 2日目は、八ッ場ダム周辺をバスで見学した後、長野原町立第一小学校に移動し、長野原町の副町長さんから八ッ場ダムのこれまでの歩みについてのダム語り部(講話)がありました。ダム建設が決まってから現在までの出来事や関係者との取り組みなど、ビデオを見たり貴重な話を聞くことができました。 その後、第一小学校の先生方、長野原町長をはじめ多くの方が見守るなか、長野原町の児童も加わり交流会が始まりました。開会式では、児童代表からメッセージの発表や両県から記念品の贈呈が行われ、立派に水の大使としての役目を果たしていました。その後に両県の児童でゲームを行い、最初は緊張気味の面持ちでしたが、ゲームを通じて段々と打ち解け合い、その後の昼食会ではみんなで仲良くカレーを食べました。また、休憩時間を利用して、両県の児童たちは、竹馬や一輪車やサッカーなどをして楽しく遊んでいました。 午後の学習会では、チームごとに分かれてクイズを行いました。クイズではダム、水・水質、群馬県と千葉県、川・湖に関する問題が出され、各チームみんなで協力し合い、答えを考えていました。 クイズの後は、小学校の裏にある沢で、両県の児童が入り混じって魚のつかみどりを行いました。最初は捕まえるのに一苦労でしたが、慣れてくるとたくさんの泳いでいるニジマスを短時間で捕まえてしまいました。捕まえた魚は塩焼きにしたり、その後のバーベキューで美味しくいただきました。 最後に閉会式が行われ、両県の代表児童の挨拶ではお互いに感謝の気持ちが述べられました。 二日目の行程が終わり、旅館で花火をともにした子どもたちはとても楽しそうでした。 |
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交流会 学習会 |
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魚のつかみ取り 長野原第一小学校にて |
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8月10日(木) |
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千葉県側から参加した児童にとって、普段なにげなく使っていた水が、その陰には水没地の方々の大変なご苦労・ご理解があるということ、また、『水の貴重さ・大切さ』を実感していただけたのではないかと思います。 | ||
※ 「千葉県上下流交流事業」についてさらに詳しく知りたい方は、 こちらのページをご覧ください。 ○千葉県 総合企画部 水政課ホームページ 「千葉県上下流交流事業」 |